専攻医 連携病院となっている各診療科の特徴

連携病院となっている各診療科の特徴

明石医療センターが他病院の連携病院となっている診療科です。

小児科

当院では、小児科専門医研修に必須の、新生児疾患も含めたプライマリー疾患を一通り経験できます。後期研修では一小児科医師として、外来診療を行い、入院の際には主担当医として、そして退院後も外来でフォローし、一人の患児を継続的に受け持ってもらいます。一人一人の患児・疾患との関わりを大事にした医療を実践し、経験を積んでもらいます。
現在、神戸大学医学部附属病院、愛仁会高槻病院、愛仁会千船病院の三つの基幹施設の各小児科研修プログラムの中で、連携施設の一つとして3ヶ月~1年の研修教育・指導を行っています。したがって、当院での研修を希望される場合、これらのいずれかの研修プログラムに登録して頂くことが必要になります。それぞれの研修プログラムの詳細については、各基幹施設のHPでご確認下さい。

外科

当院は、神戸大学医学部附属病院と愛仁会高槻病院を基幹施設とする2つの外科後期研修プログラムを形成しています。希望により研修プログラムの選択が可能です。当院には、外科、心臓血管外科、呼吸器外科があり、平成29年度実績でそれぞれ年間 1,017例、515例、155例の手術が行われました。合計1,687例の年間手術実績があり、各学年で3名の外科後期研修が可能です。当院では経験できない小児外科症例は、愛仁会高槻病院で研修していただきます。症例数が豊富なため、最短での外科専門医取得が可能です。当院では各診療科の垣根が低く、患者様ファーストの立場で各診療科の専門性を最大限に発揮しています。“住みやすい街”明石で充実した外科研修をお約束いたします。

明石医療センター心臓血管外科

整形外科

当院の整形外科は、急性期外傷疾患~慢性期疾患と幅広く診療を行っています。
急性期疾患に関しては、四肢から体幹まで幅広く対応しながら、急増している高齢者の骨折においては準救急の体制で治療を行っています。慢性疾患としては、脊椎、人工関節、末梢神経などの分野で高品位な対応ができるよう研鑽しています。手術症例は782件(平成29年)です。日本整形外科学会認定の研修施設として、指導医4名による充実した研修を準備しています。平成29年度より開始の日本整形外科学会の定める新整形外科研修制度へは、神戸大学病院整形外科教室と関連病院により構成されている後期研修プログラムに参加しており、専門医研修の環境を準備しています。

産婦人科

当院は地域周産期母子医療センターに指定されており、周辺地域の分娩と手術を多く取り扱っています。NICUのある小児科との密な連携により30週からの早産児の対応も可能です。周辺病院の分娩取り扱いの中止などがあり平成28年年の総分娩数は1,120件に上り、帝王切開も265件行いました。婦人科手術はTLHやLMを含めた腹腔鏡手術を広く行うのが特徴ですが、適切な適応症例を選択しており、開腹手術も多く平成29年度は半々の割合となっています。来年度までに技術認定医取得予定です。
現在はがんセンターに悪性腫瘍を一任しているため、悪性腫瘍手術は行えませんが連携施設の神戸大学医学部附属病院・愛仁会千船病院・愛仁会高槻病院での経験が望めます。後期研修としては外来・手術・分娩と幅広く習得できる病院であると考えております。

放射線科

当院放射線科の基幹施設は神戸大学医学部附属病院放射線科で、当院には2名の指導医がおります。日常の診療はCT、MRの読影が主体となり、昨年度のCT読影件数は18,409件、MRは4,548件でした。
急性腹症などの救急疾患はもちろんですが、呼吸器系では間質性肺炎から肺癌まで偏りなく、消化器系では消化管疾患、胆道系疾患などの症例が豊富です。
IVRは血管造影が76件です。肝癌の塞栓療法(TACE)が半数以上ですが、喀血に対する止血(BAE)、消化管出血に対する止血の症例も多いのが特徴で、心臓血管外科にてステントグラフト内挿術も行っています。
非血管系としてはCTガイド下の生検、ドレナージも行っています。
放射線診断医として基礎的な読影、手技の取得が可能な症例を経験することが可能です。

病理診断科

当院の研修プログラムですが、当院は標榜科が少ないため、当院単独での研修受け入れは実施していません。
1)愛仁会病理専門医プログラム(基幹施設:高槻病院)
2)神戸大学病理専門医プログラム(基幹施設:神戸大学)
3)徳島大学病理専門医プログラム(基幹施設:徳島大学)
のいずれかを選択し、ローテーションの一環として、当院での研修を組み入れていただくことになります。愛仁会プログラムでは、当院での研修期間は9ヶ月を予定しております。ただし、複数のプログラムを組み合わせて、大学専門医プログラムの一部を愛仁会専門医プログラムで置き換える、当院での研修を短縮・延長するなどのバリエーションも可能です。
当院での研修内容ですが、まず、病理組織診断に関しては、生検、手術材料は5,500件/年以上と同規模病床数の他病院に比してかなり多い件数です。主に呼吸器、消化器、乳腺、産婦人科材料に関して、生検・手術材料の肉眼観察、切り出し、顕微鏡観察、診断という一連の業務を十分経験できます。愛仁会プログラムの中では、研修2年目後半から3年目前半での研修が予定されていますので、研修者の力量に合わせて研修内容を検討します。
次に細胞診断ですが、5,000件/年以上、上記診療科材料、尿が中心です。当科の臨床検査技師は全員が細胞検査士の有資格者で、研修責任者は細胞診専門医でもあります。組織材料との比較検討が容易です。
病理解剖診断に関しては、平均10例/年、内科症例が中心です。剖検実施、切り出し、CPC、レポート作成までを一貫して行っていただきます。
標榜科に関する病理業務は、必要かつ十分な研修が可能です。また、希望に応じて、週のうち1、2日、大学、愛仁会他施設等での研修、研究も考慮します。