■サイトナビゲーション


診療科・各部署のご紹介

診療部|心臓血管外科:医療記事

「よくわかる循環器疾患ー下肢静脈瘤その3ー」

妊娠と下肢静脈瘤
原因は?


妊娠時に発生して、分娩が終わると跡形もなく消失することも少なくありません。では、なぜ静脈瘤ができ、また妊娠するとできやすくなるのでしょう?下肢の静脈は、足の血液を心臓へと運ぶ役割をしています。しかし人間は立って生活しており、血液には重さがありますから、血液は足の下の方向へと流れる(逆流)のを防いでいます。つまり、静脈の弁は血液を逆流させないで、心臓方向へのみ流れるようにする一方通行弁の働きをもっています。この弁が何らかの原因で正常に働かないと血液が逆流し、血液は足の下方に溜まってしまい、血管は拡張してしまいます。『よくわかる循環器疾患ー下肢静脈瘤その1ー』でも述べましたが、妊娠中の方は、静脈瘤が発生しやすい状態にあり、一般的に、妊娠中10〜20%の方に静脈瘤が表れるといわれ、40%前後の女性は妊娠をきっかけに、妊娠期以降に静脈瘤が出現するとされています。つまり、以下の理由で、妊娠時に静脈瘤が発生しやすいとされています。


1. 妊娠時に増加する女性ホルモンの影響

2. 大きくなった子宮によって、下腹部で静脈が圧迫され足に血液が溜まる

3. 妊娠により骨盤内の血液の流れが多くなり、血液の戻りが悪くなるため

症状は?


静脈瘤ができても何ら症状がない人もいますが、多くの人は足が痛い、重い、だるいといった症状やむくみがでてきます。静脈瘤によって皮膚の栄養状態が悪くなり、色素沈着や潰瘍、湿疹や下肢のかゆみをうったえる人もいます。


対策は?

長時間の立位姿勢をさけ、仕事をされていらっしゃる方でも1時間に5〜10分、足をあげる姿勢での休息をとる。長時間イスに座っている方も歩くなどの運動が効果的です。また、改善策として足を強く締め、血液の溜まりを少なくし、血液の流れがよくなる弾力ストッキングをはいてみるのは、直接的でおすすめです。

これらの対処でも、静脈瘤が改善しない場合やご心配に思われることがあれば、いつでも心臓血管外科外来までお越しください。





■科内リンク


■サイトコンテンツメニュー


■バナーエリア

臨床研修医募集
後期研修医募集
明石医療センター高機能フロア
附属看護専門学校
病院立て替え情報


■当サイトのご利用にあたって


■コピーライト