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診療部|心臓血管外科:医療記事

「よくわかる循環器疾患ー下肢静脈瘤その1ー」

下肢静脈瘤とは?

下肢静脈瘤とは、下肢の表在静脈が拡張・蛇行するもので、重症例では皮膚に潰瘍を生じるまで悪化します。しかし、通常は進行も遅く、命にかかわる病気でもないために、正確な知識も少なく、医療従事者も関心が薄く、多くの患者さんが無処置のまま放置されているのが現状です。通常、女性に多く見られ、15才以上の女性の45%、30才以上では60%を超える女性にみられています。この下肢静脈瘤は、妊娠時にしばしば発生します。


原因と症状

動脈血は心臓のポンプ作用で重力に逆らっても血流は維持できますが、下肢の静脈血は筋肉の収縮に伴うポンプ作用と静脈内の弁によって、心臓に戻っていきます。この弁が長年の立ち仕事・出産・遺伝的要因などで機能不全となり破壊された結果として、静脈の逆流が生じ、その結果、静脈が拡張・蛇行するのです。動脈血は、栄養と酸素を運び、組織や臓器に栄養と酸素を与えます。そして静脈血となって、二酸化炭素と老廃物を心臓に戻します。戻った血液は肺・肝臓・腎臓で綺麗になり、また動脈血として組織や臓器に送られます。みなさんの日常でたとえると、動脈は水道水、静脈は下水です。下水が足に溜まった状態が下肢静脈瘤です。トイレが流れない、お風呂の排水が悪い、キッチンの流しが汚れているなどを想像して下さい。そして、静脈血のうつ滞は、足のだるさの原因となり、その後、皮膚の色素沈着や潰瘍を生じます。


表在静脈

下肢には筋肉内を走る深部静脈と筋膜と皮膚の間を走る表在静脈があります。深部静脈は下肢では膝の下から太い一本の本管となります。下肢静脈瘤の原因となるのは表在静脈で、通常は下肢の内側を上昇しソケイ部にて深部静脈と合流する大伏在静脈、また下肢の外側から膝の裏で深部静脈に合流する小伏在静脈です。大伏在静脈・小伏在静脈とも通常は最大径が2〜3mmです。そして、95%の静脈瘤は大伏在静脈 and/or 小伏在静脈の拡張と逆流が最初の原因です。通常の下肢静脈瘤は発症には、まず、大伏在静脈 and/or 小伏在静脈が拡張し、逆流すること。そして、大伏在静脈 and/or 小伏在静脈の枝が太くなり瘤状になることです。残りの5%は、表在静脈と深部静脈を直接に結んでいる穿通枝という静脈の弁の障害で深部静脈の血液が逆流する場合、また女性の手産後などにおこる骨盤内の静脈からの逆瘤が、その例外に含まれます。





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