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診療部|心臓血管外科:医療記事

「よくわかる循環器疾患ー冠動脈バイパス術についてー」

虚血性心疾患(冠動脈バイパス術)


心臓を栄養する動脈は主に右冠動脈、左冠動脈に分かれますが、これらの血管が何らかの原因で狭窄し、虚血が生じることでおこる疾患で、高度狭窄の場合何らかの処置が必要となります。

循環器内科でのカテーテル治療(バルーン、薬剤溶出性ステント治療等)の著しい進歩に伴って、ほぼ93%(2005年当院実績)の方がカテーテル治療で治る時代になり、残りの約7%の方が、ステント治療非適応、ステント再狭窄、大きなあるいは度重なる心筋虚血発作のために慢性心不全におちいった方々で(虚血性心筋症)、心臓手術(冠動脈バイパス、左室形成術、僧帽弁形成術)を受けられています。


心臓イラスト


現在、虚血性心疾患に対する外科手術は、病変を有するすべての冠動脈を動脈や静脈グラフトでバイパスすることにより、長期の開存率を向上させ、心事故を回避することを第一目標にしています。特に、人工心肺を使用することで腎不全や脳梗塞を高率で起こす危険のある患者さまに対しては、人工心肺を使用しない心拍動下冠動脈バイパス術を施行しております。また、当科では重症虚血性心筋症の患者さまに対しても積極的に外科手術(左室形成、虚血性僧帽弁逆流に対する僧帽弁手術)を施行しております。


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