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診療部|整形外科:医療記事

超音波骨折治療(LIPUS)の保険適用が拡大されました。

超音波骨折治療は正式には低出力超音波パルス治療といいます。英語ではLow Intensity Pulsed Ultra‐Soundとなり医療の現場では略してLIPUSと呼んでいます。

従来の骨折治療は、骨折部の整復・固定を行った後、骨癒合に関しては自然治癒力に任せるのが通常で、積極的に骨癒合を促進させる方法はありませんでした。ところが骨折部に微弱な超音波を照射する事で骨の形成が促進されることがわかってきました。特に『難治性骨折』といって骨癒合が予想される一定期間を過ぎても骨癒合がえられない骨折に対しては有効性が認められ、早くからその使用が保険で認められていました。

一方、近年新鮮骨折(骨折直後)に対しても骨癒合期間を約40%も短縮させる事ができるということが臨床的に実証されました。その先進性が評価され、平成18年には【先進医療】として治療に用いる事が承認され当院でも導入している事はすでに報告いたしました(2007.11.12 当院ホームページ 整形外科医療記事)。 全ての骨折に対し手術を含む治療のいかんを問わず希望があればこの治療法を受けることができますが、先進医療では自費診療が原則でした。

更に平成20年度の診療報酬改定に関わる審議において、超音波骨折治療は先進医療から保険導入すべき医療技術として評価され平成20年4月より保険適用されることになりました。ただし、四肢の開放骨折または粉砕骨折に対して手術を実施した後で受傷から3週間以内に超音波骨折治療を開始した場合にのみ算定できます。この四肢開放・粉砕骨折は、骨癒合が遅延することから患者さまのQOL(生活の質)を損なう可能性が高く、治療期間の短縮が特に望まれる骨折で、その治療効果が期待されています。

もう一度まとめますと、以下の3通りの場合に超音波骨折治療を行うことが可能です。


1.難治性骨折:3ヶ月以上手術やギプスによる固定治療を行っても骨癒合が得られない四肢骨折の場合(保険適用)
2.四肢の開放骨折または粉砕骨折に対して手術を実施した後。ただし受傷から3週間以内に超音波骨折治療を開始した場合(保険適用)
3.先進医療:上記以外、全ての骨折に対して早期よりの使用が可能(自費診療)



当院では骨折の患者さまにより早く治癒に向かっていただくために、それぞれの状態に応じてこの超音波骨折治療の提案を行っています。『自分の場合はどうなのだろう?』など気になることがあれば何でもご相談ください。




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