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診療部|整形外科:医療記事

変形性膝関節症の話
−立ち座りに膝の痛みありませんか?−

膝関節は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の間にある隙間で、主に屈伸運動を行います。関節は関節包という袋に包まれ、関節面はやわらかく滑らかな軟骨で覆われ、滑らかな動きが可能となっています。さらに、関節包の内面にある滑膜は関節液を分泌し関節の動きを一層潤滑にしています。関節の間には半月板と呼ばれる特別な軟骨が入っていて、関節の「クッション」の役割をしています。関節内外に靭帯を持ち、走ったり、歩いたり、跳んだり、踏ん張ったり・・・周囲の筋肉の働きとともに膝の動きと安定性に大きな役割を演じています。

ところが、この働きが年齢と共に少しずつバランスを崩し始めるのです。

人類は文明の発達で長寿になりましたが、骨や軟骨の寿命は年齢には追いついていません。年齢より先に骨や軟骨は老化して行きます。そして関節周囲の筋力も徐々にですが低下して行きます。このバランスの崩れと共に、膝の変形は徐々に進行していきます。体を支える下肢の関節ですので、体重が増加すればその負担はさらに大きくなります。

そうして変形が進み出した膝では、クッションである半月板が傷ついたり、軟骨が磨り減りだします(※)。関節を支える力も弱くなっており、安定性が悪くなり、磨耗した軟骨同士が刺激を起こす様になります。正常なら少量の関節液を産生する滑膜も刺激によって腫れを生じたくさんの関節液を作ります(※※)

特に内側の関節の軟骨が磨耗して来ると膝は外に張り、いわゆる『O脚変形』を呈し(※※※)、また滑らかさのなくなった軟骨のため膝の関節は曲げ伸ばをしにくなって来ます。

これが変形性膝関節症です。さらに病態が進行すれば膝関節の機能が失われてしまいます。

※(『骨がちびる、すり減った』と言われる状態です)
※※ (『膝に水が溜る』状態です)
※※※(内に張って来る変形もありますが日本人には比較的少ないです)



そうなる前に!!
変形性膝関節症は、生活習慣を改善する事で症状の進行が緩やかに、初期であれば痛みの改善も可能です。


1.体重減少。支えである下肢の負担を減らすには必要不可欠です。
2.膝周囲の筋力トレーニング(痛んだ関節に負担のかかる歩き過ぎは禁物です)。特に大腿四頭筋の訓練が効果的です。体を動かしたい人は水中歩行も効果的です。筋力トレーニングの継続は、痛み止めを服用するのとほぼ同様の効果が確認されています。

イラストイラスト

一方の膝を立て、片方の足をまっすぐ伸ばし、床から10〜15cmの高さまでゆっくりと上げます。この姿勢を10秒間続けたらゆっくりと足を下ろし、10秒間休みます。これを朝・夕20回程度行いましょう。椅子に深く座って、腰と太ももを椅子にしっかりとつけます。一方の足を膝の高さまでまっすぐに伸ばし、足首をあげます。この姿勢を10秒間続けたらゆっくりと足を下ろし、10秒間休みます。これを朝・夕20回程度行いましょう。
3.生活を洋式に。椅子、ベッドの使用は動作スタート時の痛みを和らげます。
特に痛みの強い場合は、正座を行う等の和式の生活は控えた方がいいです。



体操を行って効果がない場合、膝関節軟骨を保護するためヒアルロン酸製剤を関節に定期的に注射する治療もあります。また痛みのため歩行が困難となり、膝の動きの制限が強く日常生活に支障がある場合は手術加療を行います。当院では


1.関節鏡を用いた関節内の洗浄、
損傷した半月板除去術
小さい傷で関節鏡(内視鏡)カメラを用いた手術で、侵襲が少ないですが効果は数年程度です。
2.骨きり術まだ傷んでいない軟骨面で体重を支えられるように骨を切って関節の向きをかえる手術です。
3.人工関節置換手術傷んだ大腿骨、脛骨の関節軟骨を切除し、型どられた特殊金属を双方に設置し、軟骨の代わりに特殊加工したポリエチレンを間に挿入します。人工物に伴う問題点もありますが、通常15〜20年程度の耐久性があります。



を行ってます。

レントゲンでの評価、治療方針の相談を希望の方は整形外来を受診して下さい。

【整形外科では、かかりつけ医診療を薦めておりますhttp://www.amc1.jp/open/ishi.html
当科初診の際は紹介状をお持ちでの受診をお願いします。】




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