■サイトナビゲーション


診療科・各部署のご紹介

診療部|整形外科:医療記事

外傷の応急処置

副院長/部長 吉田 和也

近年、スポーツ人口は著しく増加しています。これは趣味や健康増進を目的として年齢を問わず、多くの人たちにレクリエーションスポーツとして浸透しているためと思われます。このようなスポーツ現場では捻挫(靭帯損傷)、打撲、肉離れ、さらには骨折・脱臼など外傷(怪我)の発生頻度が高くなります。これら骨・関節・靭帯の損傷は、治療をおろそかにすると後遺症として、関節の不安定性や運動制限や疼痛を残しやすく、後々の運動に障害をきたすことにもなります。そこでこれらに対する的確な応急処置が組織の損傷を最小限に食い止め治癒までの期間を大幅に短縮してくれます。この応急処置は「RICES」と呼ばれ、各方法の英語の頭文字をとったものです。いずれも局所の腫れ、内出血、痛みを抑える方法です。

Rest(安静)
すぐに運動をやめ、局所を動かさないようにします。副子(添え木)・タオル・包帯などを使って局所の固定をします。

Icing(冷却)
氷をビニール袋に入れてタオルにくるんで患部を冷やします。「温度の低下による局所の血流と代謝の低下を起こさせ、患部の炎症をおさえ、組織の損傷を食い止める」のが目的。1回30分程度、凍傷に気をつけて24時間くらい続けてください。

Compression(圧迫)
腫れと内出血を抑えるため弾力包帯などで圧迫します。局所だけでなく広く圧迫することが大切。しかし、強く押さえすぎると、神経や血管を傷つけることもありますので痛み・しびれが強くなるようならやめてください。

Elevation(挙上)
怪我をしたところを心臓より高くしておくことで血液・体液の貯留を防ぎ、腫れ・内出血を引きやすくし、痛みも軽減させます。

Specialist(専門家)
正しい応急処置や初期治療に問題がなければ後遺症などもそれほど高いものではありません。整形外科専門医に早急に診てもらいましょう。

擦り傷・きり傷など出血があれば水道水できれいに傷を洗い流した上で圧迫止血を行い速やかに医療機関を受診してください。また、入浴・アルコールは血行をよくし局所の腫れを増強しますので数日は中止して様子を見てください。


■科内リンク


■サイトコンテンツメニュー


■バナーエリア

臨床研修医募集
後期研修医募集
明石医療センター高機能フロア
附属看護専門学校


■当サイトのご利用にあたって


■コピーライト