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診療部|整形外科:医療記事

あなたの骨は大丈夫ですか?−骨粗鬆症−

医長 松島 真司



最近「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」という言葉は、よく聞かれます。骨粗鬆症とは、骨の中のカルシウムが減って、骨の密度(骨密度)が小さくなるため、骨がスカスカの状態になる病気のことです(骨量の減少)。その為に、骨が非常にもろくなり、ちょっとしたことで骨折等を生じやすくなります。高年齢者や、特に閉経後の女性に多いのが特徴です。骨粗鬆症になると、ちょっと手をついたり、尻もちをつくだけで、手首や大腿骨の骨折を起こしてしまう事も多く、脳血管障害に次いで老人の「寝たきり」になる原因の第2位にあげられ、問題となっています。何れにしても症状がでるまで気がつかないことが多いので、将来寝たきりにならない為にも自分の骨の状態を良く知り予防、治療することが大切です。

通常骨密度は成長とともに増加し、中高年以降は毎年少しずつ低下していきます。低下速度は男性では年1%程度、女性では2%程度といわれています。よって、骨粗鬆症になりやすいのは中高年の女性ということになります。また、ステロイドなどの薬物投与を受けている人や内分泌異常のある人、慢性疾患で体が弱っている人、運動などで骨に体重をかけることが少なくなった人(寝たきりの状態や宇宙などで無重力状態などにおかれた人)などでは、急速な骨密度低下が起こってしまうといわれています。このような人では、あまり骨粗鬆症が強くならないうちに予防や治療を始めることが重要です。



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骨粗鬆症の基本的な治療法はあくまでも、


  1. 食事で十分なカルシウムをとる
  2. 運動をする
  3. 日光を浴びる
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の3点です。しかし、骨密度が大幅に減少している人は、このような生活改善だけで骨密度を増やそうというのは無理があります。そこで、少しでも効果を高めるため、これらの生活改善と並行して薬による治療も行います。

大切なことは元気なうちに自分の骨密度を測定し、骨を丈夫にして、将来の骨粗鬆症を予防することです。

当院では、X線骨密度測定装置(DEXA法)により腰椎を測定します。腰の骨は、骨粗鬆症になりやすい骨でできており、そのため早期に骨量の減少をとらえ、治療の効果も有効に判定することができます。またこの器械は、X線の被曝量も少なく安全であり、測定時間も5〜6分と短時間で測定できます。ぜひこの機会に、あなたの骨密度を測定してはいかがでしょうか?

詳しくは整形外科外来に一度ご相談ください。



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■あなたの骨は大丈夫ですか?該当する項目数が多い方
 は注意しましょう!
  • 高齢である
  • 閉経後の女性である
    (特に骨粗鬆症の発生率が高くなります)
  • 小柄でやせている
  • 家族に骨粗鬆症の人がいる
  • 運動量が少ない
  • カルシウム摂取量が少ない
  • アルコールをたくさん飲む
  • コーヒー(カフェイン)をたくさん飲む
  • たばこをたくさん吸う
  • 胃腸、婦人科の手術をした
  • 糖尿病、甲状腺等の病気である
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