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診療部|総合内科:医療記事

高脂血症に気をつけて

部長 坂本 丞

高脂血症とは、血液中に脂肪分が異常に多い状態のことです。ここでいう脂肪分とは、コレステロールと中性脂肪です。どちらも人が生きていくのに必要な成分ですが、これらが増えすぎると動脈硬化を進行させる原因になります。コレステロールには、いわゆる善玉(HDL)コレステロールと悪玉(LDL)コレステロールの2種類があります。LDLコレステロールが増えてHDLコレステロールが減ると、血管の内側に脂肪分がたまって最終的には動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳卒中の原因となります。


少し前の日本では、食事はごはん中心のデンプン食が多く、高脂血症の人はあまり多くありませんでした。現在では、食事の欧米化によるカロリーや脂肪分のとり過ぎなどが原因し、高脂血症が増えており、全人口の5人に1人が高脂血症と言われています。

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一般的に、LDLコレステロールと中性脂肪はともに150mg/dl以上のとき、高脂血症とされます。人間ドックなどでは、総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪が測定されますが、それらの結果からLDLコレステロールの値は簡単に計算できます。

コレステロールは動脈硬化との関連が強く、高値の時は治療が必要ですが、適切なコレステロールの値は人によって異なります。高脂血症以外に他に糖尿病や高血圧、喫煙などの危険因子(リスクファクター)をもっていたり、加齢(男性45歳以上・女性は閉経後)、家族に動脈硬化を発症したことのある人はさらにコレステロール値を下げなくてはなりません。また狭心症や心筋梗塞などの心臓病がある人は、再発予防のためにLDLコレステロールは100mg/dl以下が望ましいとされています。



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高脂血症の治療の上で、食事療法は非常に重要です。

1.カロリー制限をする
2.コレステロールの多い食事は控えめに
3.動物の脂より植物の脂、魚の脂をとる
4.食物繊維をしっかりとる


などが大切です。高脂血症の薬物療法は、食事・運動療法をしばらく続けても効果が十分に現れない場合に始められます。高脂血症の治療薬は、血清脂質のうち「何をどのくらい下げたいか」によって使う薬や量が異なります。高脂血症だけでは症状はありません。知らないうちに病気が進行していることもあります。心配な方は専門医に相談されることをお勧めします。


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