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診療部|麻酔科:医療記事

-見えないものを透視するエコーのちから!-

麻酔科 三宅 隆一郎


明石といえば子午線、それに鯛と蛸で有名です。明石医療センター麻酔科も、まさにそれと同じようです。日本標準となるきちんとした麻酔を、天然鯛のように明石で鍛えられた生きのよい若手麻酔科医が、蛸のごとく八方に手を伸ばし粘り強くやっています。私もそのメンバーとして、いろいろなことに挑戦しています。

昨年秋、心臓血管麻酔の専門医になるために必要なJB-POTという試験に挑戦し、合格することができました。そこで今回、そのJB-POTの内容である、心臓血管外科の手術で使用する経食道エコーについてお話します。

☆周術期経食道エコー

心臓の手術では見た目の心臓の動きだけではなく、超音波エコーを使い心臓の断面を透視することで、適切な麻酔管理を行います。術前の検査では胸にエコーを当てて検査をしますが、手術中は胃カメラのように口から食道にエコープローベを挿入します。エコーによる診断技術は奥が深く、見たいものを的確に描出する技術的な研修が必要ですし、同じ画像を描出しても、そこから得られる物をしっかり理解する知識がなければ、情報量が変わってきます。心機能に異常がないか、心臓の動きが悪いならば、それはどの部位なのか、その原因は何なのかをエコー上で診断しつつ、術者と情報を共有しながら手術を進めていきます。当院では天井からのつりさげ型のモニター画面を設置して、心臓外科医とも情報を共有しています。またモニター画面を2つ並べて、エコーの画像と患者さんのバイタル(血圧、心拍数など)を2画面に表示することで、視線の移動なしで有用な情報を瞬時に確認できるような工夫がされています。さらに、手術時には生理検査技師と協力して、画像評価と記録をしていきます。エコーのエキスパートである技師の協力は非常に診断の力になりますし、術前と術中、術後の比較ができるようにしっかり記録できます。このように、刻々と変わっていく状況に対応して的確な判断をして安全な麻酔管理ができるように、様々な工夫と努力を行っています。私も麻酔の専門家集団の一員として、エコーを駆使して、術前のスクリーニング検査から術後の評価までを的確に行っていくことで、麻酔の際の大切なポイント、安全な周術期管理を目指しています。

麻酔科医は見えないものを透視するエコーのちからで、恐ろしげな手術室でも明るい光を照らし、患者さんを守り続ける重要な役割を果たしています。






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