■サイトナビゲーション


診療科・各部署のご紹介

診療部|麻酔科:医療記事

National Board of EchocardiographyのPTEeXAMに合格しました!

麻酔科 秋山 浩一


2008年度JB-POT(日本周術期経食道心エコー認定試験)に続き2009年度PTEeXAM(米国経食道心エコー認定試験)に合格することができました。今後受験される方の参考までに、合格必勝法を記させていただきます。

僕がこの病院に赴任してきたのは2008年の4月です。以前の病院には心臓外科がなかったため、ここから僕の心臓麻酔とTEE(経食道心エコー)がスタートしました。2008年度からJB-POTの受験資格に講習会の単位が必要でなくなったので、急遽5月に受験を決めました。JB-POTの試験日は9月だったので、実質TEEを触ることができたのは数カ月だけです。それでもルーティンの画像描出、スクリーニング、計測ができるようになるには十分でした。神戸麻酔アソシエイツの井出先生と有澤先生(お二人ともPTEeXAM合格です)という、優れた先輩に術中TEEを指導していただき、また、麻酔の合間には生理検査室に出向き、これも優れたエコー技師さん5人にエコー室でTTEを手とり足とりガバチョ状態で教えていただいたおかげです。エコー室にいくのが楽しく、のめり込んでしまいました。2ヶ月間紫本(周術期経食道心エコー実践法)、ピンク本(部長も科長もみんな初心者)、第8回経食道心エコー講習会in Osakaなどのテキストを読み、Conquer the PTEeXAMという問題集を解きました。結果にはあまり自信はなかったのですが、なんとか合格することができました。

合格後内藤部長に「次はPTEeXAMを受けたら?」と言われ、受験することにしました。受験するにしても、どうやって勉強したら良いか検討もつかず、ネットで調べていたところ、名寄市立総合病院の舘岡先生の書かれている不不惑というブログに出会いました。PTEeXAMの勉強法、英語の勉強など多彩な内容で、更新されるのをいつも楽しみにしていました。舘岡先生御自身でまとめられたTEE WORDSというTEEに関する英単語集をいただいたのですが、これが直前に英単語をまとめて暗記するのに非常に役に立ちました。舘岡先生のブログに「似通った問題集は特にないので、2〜3冊の問題集を広くやるべき」とあり、これに深く共感を覚え、自分なりの勉強方法を立てて行いました。

2008年度まではアメリカの都市一か所での試験だったようですが、2009年度のPTEeXAMから全米各地にあるPrometric Centerという様々な試験を受けることができる試験会場で受験できるようになりました。自分で受験地を選択することができるので、ハワイにアプライしましたがすでに埋まっており、関西国際空港から直行できるサンフランシスコにしました。5月から英会話に通い、多少聞き取れるようにしておきました(当然ですが試験官が注意事項を英語で説明してきます)。試験日は11月2日で、9月10月の2ヶ月間、下記の教材で勉強しました。

問題集は

@Perioperative Transesophageal Echocardiography Self-Assessment and Review(茶本)
AEchocardiography Board Review 400 Multiple Choice Questions With Discussion
BInteractive Tee Review Self-Assessment Examination

をやり、教科書は

CSavage、AronsonのComprehensive Textbook of Intraoperative Transesophageal Echocardiography
DOxorn、OttoのAtlas of Intraoperarive Transesophageal Echocardiography
EPerrino、ReevesのA Practical Approach to Transesophageal Echocardiography, Second  Edition
F第9回経食道心エコー講習会テキスト
GAneth Analg 2006;102:694-723のCongenital Heart Disease in the Adult

を読みました。

@AはConquer the PTEeXAMよりも良かったです。Bは問題や解答の間違いが多く微妙 かもしれません。Cはかなり奥深くまで突っ込んで書いてあるので難しいですが、原理、基礎の所は読んでおいたほうがいいと思います。DはDVDで各疾患を画像で見ながら一気に学べるので凄く良かったです。Eは改定された所だけ読みました。Fは日本の講習会のものです。Gは井出先生にいただいたReview Articleで、PTEeXAMの出題範囲に沿っていて凄く良かったです。あと、直前に舘岡先生にいただいたTEE WORDSに自分なりに必要と思った単語を加え、暗記しました。

10月31日の昼にサンフランシスコに到着し、少しだけ観光して体を休めました。11月1日はPrometric Centerを下見し、@茶本を復習しました。Prometric Centerは外見上非常に分かりづらく、前日下見をしておいてよかったです。ビルには何の表示もありませんでした。またサマータイムがあるので、戸惑いました。試験当日は1時間前に到着してしまい、だれもいなかったので一旦ホテルに帰り、また行きました。同時に着いたインド人らしき人は手ぶらで来ていました。テスト会場では受付のおばちゃんにパスポート、受験票をチェックされ、時計、財布など身につけているもの全てをロッカーに入れ、ポケットチェックまでされました。受付でパスポートを見ていると様々な国の人がいました。日本のパスポートを持っている人を見つけましたが、話しかける暇もなく、テスト会場へと入れられました。デスクに着く前に若い男性にテストについての注意事項を説明されました。‘Do you have any question?’と聞かれ、‘Nothing, it’s OK.’というとすぐ無機質なデスクに案内されテスト開始になりました。テストは60分50問が3セットと、90分50問が1セットで、休憩時間がトータルで30分与えられ、合計5時間でした。完全パソコン形式で、正解と思うものをクリックし、次の問題に進んでいく方式で、気になる問題は旗マークが付け、後で見直せるようになっていました。計算機はパソコンの中にあり、クリックして計算できるようになっていました。鉛筆、消しゴム、紙の類はないので、計算しづらい感はありましたが、難解な計算問題はなかったので大丈夫でした。各セットに2問くらい「えっ」と思うような問題がありましたが、概ね基本に沿った問題でした。JB-POTのような画像を左右に振り、角度を変えまくるような「捏ね繰り」問題はなかったです。時間は1周解いて、1回見直しができる程度でした。解らない単語はなかったです。画像問題と筆記問題はごちゃまぜで、各セット内に散らばっていました。テスト終了時は8割くらいかなーという感じでした。テスト終了時の注意書きに問題を暴露してはいけませんとあったので具体的にこんな問題だったとはかけませんが・・・。円高なのでテスト後はサンフランシスコで服などを買いまくりました。結果は1月7日に帰ってきました。予想通りのスコアで合格することができました。

PTEeXAMに合格するためには、


    • TEEに習熟しており、心臓外科医が信頼するclinical decision makingを行っている麻酔科指導者の下でTEEを学ぶ。
    • 優れたエコー技師がTEEとTTEについて教えてくれる。
    • 上記の問題集(@A)を解き、成書(CDEF)を読む。
    • TEEに関する英単語を全て覚える。

この4つを満たせば必ず合格すると思います。幸いにも明石医療センターには全てそろっていました。具体的な対策方法は、当院に見学にでも来ていただくと伝えられると思います。最後に、受験を全面的にバックアップしていただいた明石医療センター澤井院長をはじめ関係者の皆さん、本当にありがとうございました。






■科内リンク


■サイトコンテンツメニュー


■バナーエリア

臨床研修医募集
後期研修医募集
明石医療センター高機能フロア
附属看護専門学校


■当サイトのご利用にあたって


■コピーライト