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診療部|麻酔科:医療記事

ミラー麻酔科学日本語版が出版されました!

4月25日、メディカル・サイエンス・インターナショナル社より「ミラー麻酔科学」が出版されました。原書のMiller’s Anesthesia (第6版)は代表的な教科書で、日本麻酔科学会の麻酔科専門医の試験もこの本に準じて行われています。全部で89章、3,200ページの大著の翻訳には、総勢103名の麻酔科医が動員されたとのこと。当院麻酔科の内藤も、第20章の翻訳を担当させていただきました。

MillerのAnesthesiaには、これまでずっとお世話になってきました。最初の出会いは、研修医2年目の春です。赴任した先の自治医大で、書店の棚に当時の第1版を見つけ、三万円近い大枚をはたいて購入した記憶があります。全部で46章、1500ページの分厚い本には、麻酔の臨床に必要な最新の知識が、平易な英語と解りやすい図版でぎっしりと詰め込まれていました。一週間に一章をノルマとして、10ヶ月ほどで全部読み通しました。もちろん生意気な研修医のことですから、指導医に対しても「Millerにはこう書いてあります」と、自分の実力を棚に上げてよく議論しました。おかげで当時の清水禮壽教授から、しばしば「内藤はMilleristだ」とからかわれたことを懐かしく思い出します。そしてこの時期に蓄えた経験と知識が、その後麻酔科医としてキャリアを積む上で、大きな財産になったと思っています。

米国で3年半の留学生活を終えて帰国する際、そのときの最新版である第4版を買って帰りました。再び臨床の現場に戻るうえで、やはりMillerの助けがが不可欠と考えたからです。数年にわたる研究生活で生じたブランクを埋めるうえで、相変わらず充実した内容は頼もしいかぎりでした。ただし、残念なこともひとつ。精力的な改定作業のためでしょうか、ボリュームが第1版のほぼ倍くらいに膨れ上がっていました。必要な知識を部分的にリフレッシュするには格好のテキストですが、私のような怠け者にとっては、通読できる限界をはるかに超えています。今の職場には第6版を備えていますが、これなどさらにパワーアップしています。若い麻酔科医にはぜひ最新版の通読を勧めたいのだけれど、忙しい臨床の合間にこの分量の英語を読みこなすのは、まず無理でしょう。というわけで、「翻訳に加わらないか?」とのお誘いがあったときには、自分の実力も省みずに、二つ返事で引き受けてしまいました。

これで、麻酔科後期研修のテキストも、日本語による万全のものができました。初期研修用の前著「麻酔科臨床の書」とあわせて、当院の麻酔科研修に活用したいと考えています。





ミラー麻酔科学   麻酔科臨床の書

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