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診療部|呼吸器内科:医療記事

アスベストによる健康被害



アスベストは石綿(いしわた、または、せきめん)とも呼ばれる天然の鉱物繊維で、白石綿(クリソタイル)、青石綿(クロシドライト)など数種類があります。アスベスト1本の繊維の太さは髪の毛の約5000分の1で、熱や薬品に強くて非常に切れにくく、安価であるため、断熱剤や防音材など様々な用途で使われてきました。しかし、アスベストの吸入が、アスベスト(石綿)肺、悪性胸膜中皮腫、肺がん等の原因となることが知られるようになり、アスベストによる健康被害が社会問題となっています。



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(1)アスベスト(石綿)肺
アスベストの吸入により肺の線維化が起こるもので、職業上アスベストを10年以上吸入した方に起こると言われています。


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(2)悪性胸膜中皮腫
肺をとり囲む胸膜にできる悪性の腫瘍で、胸に水が溜まって発見されることが多く、若い時期にアスベストを吸入した方がなりやすいと言われています。胃や腸などをとり囲む膜(腹膜)や心臓をとり囲む膜(心膜)にできる場合もあります。


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(3)肺がん
アスベスト吸入に喫煙が加わるとより発症しやすいことが知られています。
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アスベストの吸入量が多いほど、中皮腫や肺がんの危険性が高いと言われていますが、どの程度吸入すると発症するのかなどはよく分かっていません。アスベストの使用は現在原則禁止されていますが、過去に使用されたアスベストは残っており、阪神・淡路大震災での飛散も問題視されています。アスベストによる中皮腫や肺がんはいずれも発病するまでの期間が10年から50年と長く、日本で盛んにアスベストが使用されていた時期から考えると、これから中皮腫や肺がんが増加してくると考えられています。中皮腫や肺がんは病気が発症してある程度進行するまで無症状のことが多く早期発見を難しくしています。


■神戸新聞に掲載されました。(平成18年2月12日 神戸新聞朝刊・明石版)

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